オーストラリア
メルボルン

 メルボルン(Melbourne)は、オーストラリア大陸南東部、ポート・フィリップ湾に面したヤラ川河口の港市です。ヴィクトリア州の州都でヴィクトリア州最大の都市です。都市圏人口は337万人(2001年国勢調査)で、シドニーに次ぐオーストラリア第二の規模の都市です。オーストラリア英語での発音は「メルバン もしくは メルブン」に近い発音となっています。
 しばしばシドニーとの比較されますが、近代的で忙しい大都市のイメージが強いシドニーと比べると、歴史的な建物や文化が残り、のんびりして住みやすいという印象を持つ人が多いです。メルボルンは2002年と2004年の2度、The Economist誌の「世界で最も暮らしやすい都市」で1位を獲得しています。市の1/4は公園が占め、最もイギリス的な都市と言われています。
 
 1835年5月10日、John BatmanとJohn Pascoe Fawknerの自由開拓移民グループによって創建されました。1850年代にビクトリア州中央部で金が発見されたことによりゴールドラッシュが始まり、港湾からの貿易の必要性から急速に発展しました。1880年代は大英帝国で2番目に大きな都市となり、「素晴らしいメルボルン」として知られていました。今日ではヴィクトリア女王時代の建築物がロンドンを除く世界中の都市で最も多く残っている都市として有名です。
 1901年にオーストラリア連邦が成立してから、1927年にキャンベラに移転が開始されるまではメルボルンが連邦の臨時首都でした。第二次世界大戦での移民の流入により20世紀前半は着実に拡大を続けました。1956年に南半球で初の夏季オリンピック大会(メルボルンオリンピック)が開催されました。1990年代を通じて、クラウン・カジノやメルボルン博物館、メルボルンエキシビジョン・コンベンションセンターなどの公共建築物が数多く造られました。

メルボルンへの行き方

 飛行機:シドニーを始めとして他州の州都から毎日フライトがあります。シドニーへ1.5時間、タスマニア島のホバートまで1時間、アデレードへは1時間。
 バス:メルボルン〜キャンベラ〜シドニー(10時間)、メルボルン〜アデレード(11時間)、メルボルン〜ブリスベンなどのルートで数社が長距離バスを運行しています。
 鉄道:シドニーとメルボルンの間に2便/日、10時間半。アデレードとメルボルンの間に夜行が1便、13時間。アリススプリングへは週1便列車があります。
 
メルボルンのホテル

メルボルンの観光名所

 メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG):4月から9月の間、オーストラリアン・ルールズ・フットボールの試合が週に1,2回行われています。2006年の英連邦競技大会に備えて現在改築工事中であり、最大収容人員は10万3千人になる予定です。
 
 メルボルン・パーク:テニス4大大会の一つである全豪オープンの開催地。全豪オープンは毎年1月に開催されます。
 
 メルボルン・エキシビジョン・コンベンションセンター(Melbourne Convention Center):王立展示館の代わりとして、1990年代にサウスバンク地区に建設されました。多くの会合や展覧会が開催されています。
 
 メルボルン博物館(Melbourne Museum):メルボルン中心業務地区の北東の端に位置しています。ビクトリア州の82種100本の植物がある森が再現されています。アボリジニの芸術・文化・歴史を展示しています。オーストラリアの名競走馬ファーラップの剥製が展示されています。
 
 王立展示館とカールトン庭園:王立展示館は世界展覧会のために1880年代に建設されました。2004年7月2日、建物としてはオーストラリアで初の世界遺産に指定されました。1901年5月9日に最初のオーストラリア議会が行われた建物でもあります。
 
 ビクトリア州立図書館(State Library):目抜き通りであるスワンストン・ストリートに面しています。
 
 ビクトリア国立美術館(NGV):オーストラリアで最大の美術コレクションを誇っています。フェデレーション・スクエア内と、セント・キルダ通り沿いの2個所に所在します。キャンベラにあるオーストラリア国立美術館と紛らわしいので注意しましょう。
 
 リアルト・タワー(Rialto Tower):南半球で最も高いオフィスビルであり、55階には市内を一望できる展望台があります。
 
 ヴィクトリア・アート・センター(Victorian Arts Center):ヤラ川の南岸にある尖塔で、メルボルンのランドマーク。州立劇場とハーマー・ホール(旧称はメルボルン・コンサート・ホール)から成ります。シドニーのオペラハウスとはライバル的存在としてよく比較されます。
 
 クラウン・カジノ(Crown Casino):アート・センターからヤラ川沿いにすぐ近くにあります。オーストラリア最大の巨大なカジノ、レストラン、高級ブティック、ナイトクラブ、2つのホテル、シネマコンプレックス、フロアショーが入居しています。まるでラスベガスのミニチュアのような場所です。
 
 コモ・ハウス(Como House):サウスヤラ(SOUTH YARRA)に1847年に建てられた前世紀の上流階級住宅です。広いビクトリア風庭園や当時の家具等からコロニアル時代の生活を垣間見ることができます。45分間のガイドツアーがあります。
 
 クックス・コテージ(Captain Cook's Cottage):フィッツロイ庭園内の南西にあり、オーストラリア大陸を発見した英国人ジェームスクック船長の生家を英国から船で運び、メルボルン100年祭を記念して移築したものです。200年前の当時の生活を伺い知ることができます。
 
 旧メルボルン監獄(Old Melbourne Gaol):1841年に短期間収容の囚人用として作られました。囚人の数はゴールドラッシュに伴い増加したため、小さな監獄は1864年に増築されました。1920年に使用中止になるまで、135名の囚人が処刑されています。19世紀の大強盗、ネッド・ケリーが処刑されたことで有名な監獄です。
 
 聖パトリック大聖堂(St. Patrick's Cathedral):巨大で、代表的なゴシック様式のカトリック寺院です。内部にあるステンドグラスが美しいです。1939年の完成まで90年という歳月を要しました。トラムの州議事堂(PARLIAMENT)駅から0.5km:徒歩5分、またはコリンズ(COLLINS)駅から0.7km:徒歩8分です。
 
 王立植物園(Royal Botanical Garden):美しい眺めで世界的に有名な植物園です。整えられた芝生や静かな湖を見ながら散策を楽しむことが出来ます。
 
 キングス・ドメイン(King's Domain):ヤラ川の南岸に広がる大きな公園群。園内にはシドニーマイヤー野外音楽堂(SYDNEY MYER MUSIC BOWL)、植物園、戦争慰霊館などが集まっています。
 
 クイーン・ヴィクトリア・マーケット(Queen Victoria Market):ビクトリア州最大のマーケットで、野菜、果物、精肉、魚介などの食品から、雑貨、皮革製品、お土産まで幅広い商品が取り扱われています。
 
 メルボルン動物園(Royal Melbourne Zoological Gardebs):広大な敷地で、動物を自然に近い環境で飼育していることが最大の特徴です。1857年設立です。オーストラリアで最初であり、世界で3番目に古い由緒ある動物園です。
 
 アルバート・パーク毎年F1が開催されることで有名なメルボルン最大の公園です。敷地内には人造湖やスポーツの複合施設などがあります。F1のサーキットは普段、公園内に乗り入れるための公道として利用されています。
 
 12使徒奇岩(グレート オーシャン ロード、Twelve Apostles / Great Ocean Road):ビクトリア州の海岸沿いを走る風光明媚な道路沿いにあります。沖合いには難破船や波に削られた9本の巨大な石柱が林立する、不思議な光景が広がっています。ポートキャンベル(PORT CAMPBELL)から13km:車10分です。トーキー(TORQUAY)とポートキャンベルを結ぶ海岸の道路沿いです。
 

 

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